Officeファイルと画像の関係(リンク、再利用、圧縮)

Word、ExcelなどのOfficeファイルでの画像利用について説明します。取り込んだ画像を再利用や、画像の解像度とファイルサイズを最適化について解説します。

画像の挿入方法の種類

画像ファイルを文書に挿入する形態には3種類があります。種類によって、ファイルのサイズや扱い方が異なります。それぞれ一長一短があるので、文書の作成・管理の方法に応じて使い分けましょう。

挿入

画像データを文書内に取り込む標準的な方法です。ペイントソフトなどで直接コピーした画像を貼り付けた場合もこの形態になります。画像データをファイルとして残しておく必要はありません。挿入した画像に応じて文書ファイルのサイズが大きくなります。

ファイルにリンク

文書には画像ファイルへのリンク情報のみ保存して画像データは取り込みません。文書ファイルのサイズが大きくなることを避けられますが、文書ファイルと画像ファイルの一式でデータを扱う必要があります。同名の画像ファイルを更新して文書でリンクの更新を行うと画像の差し替えができるので、画像の変更が多い場合に便利です。

挿入とリンク

画像データの取り込みと画像ファイルへのリンク情報保持の両方を行います。文書ファイルのサイズは挿入と同様に大きくなります。リンクの更新を行うと画像の差し替えができます。

文書の作成中はリンクによる更新機能を利用し、完成後にリンクを解除するといった使い方ができます。

Excelでは、[挿入]以外の使用はおすすめできません。リンクは可能なのですが、画像のパスを後から確認できないためです。
リンクが切れた場合、画像の代わりに「リンクに正しいファイル名と場所が指定されていることを確認してください」といったテキストが表示されるのですが、その方法がないのです。当然ながらパスを修正することもできないので、画像を挿入し直すしかありません。

Officeファイルから無劣化の画像を復元する

Officeファイルに取り込まれた画像を、元の状態(解像度変更や加工がない状態)で取り出す方法を紹介します。画像を再利用したいときに便利な技です。

編集画面上の画像は、ファイルサイズを小さく・動作を軽くするための圧縮処理や、トリミングなどの加工処理がされた状態になっています。これを直接コピーしてペイントソフトに貼り付けると処理後の状態(解像度などが劣化した状態)で再利用には適さない画像になってしまいます。
復元用データを破棄した画像(詳しくは後述)は、元の状態で取り出すことはできません。

文書ファイルのコピーを作成する
以降の操作はこのコピーファイルを使用します。

ファイルを開き、画像がグループに含まれている場合はグループを解除して保存する

ファイルの拡張子を.zip に変える
例えば、「文書A.docx」を「文書A.docx.zip」にします。

ZIP ファイルを解凍する
解凍されたフォルダー内の\word\mediaフォルダーに画像ファイル一式が取り出されます。文書に直接貼り付けた画像もファイル化されます。

画像の品質とファイルサイズのバランスを最適化する

画像品質とファイルサイズの仕組み

解像度が高いほど、高画質になりますがファイルサイズも大きくなります。Office ファイルでは画像の軽量化手段として2種類を指定できます。

解像度の低減
画像に適用する解像度を選択できます。解像度を変更しない指定もできます。

復元用データの破棄
解像度変更やトリミングなどを元に戻せるよう、文書内には加工前の画像データが保存されています。この復元用データを破棄することで、加工を元に戻せなくなる代わりに、必要最小限のファイルサイズにできます。

画像の挿入時には、既定の解像度や復元データの扱いが適用されます。規定はオプションで変更できます。

挿入後には、[図の圧縮]メニューで別の指定に変更できます。ただし、復元用データを破棄した場合は、解像度を現状より大きくすることはできません。

画像の最適な解像度とは

画像の種類や使用目的によるので一概には最適値を決められませんが、ほとんどの場合は初期値の 220ppi (pixel per inch) で十分な画質でありファイルサイズのバランスもよいといえます。

画像を圧縮すると「リサンプリング」という処理により画素数が低減されます。線が欠けたりすることはありませんが、全体にぼやけたような外観になります。より「くっきり」させたい場合には解像度を上げてもよいでしょう。ちなみに、写真専用ソフトでは「220ppi は最低限」とされていたりします。

色味に関しては高解像度化の効果は限定的かもしれません。画像やDTPの専用ソフトによるカタログや写真集などの商業印刷レベルの色表現は、WordやExcelでは適わないためです。

オプションで既定の設定を変更する

[ファイル]-[オプション]をクリックする
オプションダイアログボックスが開きます。

[詳細設定]の「イメージのサイズと画質」でする
設定の対象として、今後新規作成するすべての文書か、現在開いている文書かを選択できます。

例えば、標準設定の解像度を220ppiにして復元データを破棄しないようにすると、後から必要に応じて解像度を大きくすることができます。

特に画質にこだわらず復元も不要な場合は、復元データを破棄するようにしておけば、圧縮の操作をしなくてもファイルサイズを必要最小限にできます。

規定と異なる指定で圧縮する

画像を選択して、[図の形式]タブの[調整]-[図の圧縮]をクリックする
[画像の圧縮]ダイアログボックスが表示されます。

必要な項目を選択して、[OK]ボタンをクリックする

 

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