数式バーの表示を等倍フォントに変更すると、数式の視認性を改善できます。
変更だけなら簡単なのですが、同時にシート内の初期フォントも変わってしまう副作用があります。ここでは、数式バーを等倍フォントにし、シート内はプロポーショナルフォントにする方法を紹介します。
数式バーの表示を等倍フォントに(規定フォントの変更)
[Excelのオプション]ダイアログボックス [全般]タブを選択する
[新しいブックの作成時]以下でフォントの設定をする
[次を規定フォントとして使用]に、数式バー用の等倍フォントを指定します。
[フォントサイズ]も必要に応じて変更します。
メッセージに従ってExcelを再起動する
数式バーの表示フォントが変更されています。
セル表示をプロポーショナルフォントに(標準スタイルの対策)
規定フォントを等倍フォントにすると「空白のブック」から新規作成したときの標準スタイルに等倍フォントが適用される状態になります。
これを避けて標準スタイルにはプロポーショナルフォントにしたい場合は、「空白のブック」に代わるテンプレートを使用するか、新規作成後に標準スタイルを変更すればよいわけです。
「空白のブック」に代わるテンプレートを利用する
好みに応じた標準スタイルを設定したExcelテンプレートを利用します。テンプレートからの新規作成では、設定済みの標準スタイルが生きるので、規定フォントの影響を受けません。
作成後に標準スタイルを変更する
スタイルの「標準」を右クリックし、[変更]をクリックします。[スタイル]ダイアログボックスの[書式設定]ボタンからセル内表示に応じた設定に変更します。
頻繁に新規作成をするのでなければ、こちらの対策のほうがお手軽です。
規定フォントや標準スタイルについては以下のトピックも参考にどうぞ。