セルの表示形式では、等号・不等号を使って条件を指定できます。特定の条件数値で色分けしたり、付与する記号を変えたりできます。
色分けのみの場合は、条件付き書式を使っても同じことは可能です。条件付き書式で煩雑になるのを避けたい場合や付与する記号を変えたい場合におすすめの方法です。
表示形式のルール
分岐数は最大4個
セルの表示形式では、条件を「;」で区切って分岐できます。この分岐数はいくつでも可能というわけではありません。分岐としては4個までで、ユーザー指定できる数値条件は2個までとなります。
数値条件1
;
数値条件2;
数値その他;
文字列色は8色から選択
色分けをする場合は、[
色名]
で記述します。[黒][青][水][緑][紫][赤][白][黄] の8色が使えます。
ほかに、[色1][色2]…[色56] と数値指定することもできます。選択肢は多いですが、値と結果がわかりにくいのであまり使うことはないでしょう。
表示形式での条件色分け
例① : プラス、マイナス、ゼロの分岐
条件の値を指定しない場合、記述の順番にしたがって「プラス値の場合;
マイナス値の場合;
ゼロの場合;
文字列」という条件での分岐となります。
0.0%;
[
赤]-0.0%;
[
青]0.0%
例② : 指定値による分岐
分岐条件とする値を [
]
で囲んで記述します。この例では、100%以上なら紫色、50%以上なら青色、文字列は緑色を指定しています。
[紫][>=1]0.0%;
[
青][>=0.5]0.0%;
0.0%;
[
緑]
G/標準指定できる条件は2個までなので、「マイナスなら赤色」のような条件を追加することはできません。
式は記述順に評価されます。50%以上なら青色、100%以上なら紫色の順に記述すると、2番目の条件は機能しません。