文章中に配置されたアイコンやボタンなどの画像を、テキストサイズに合わせてサイズ調整するマクロです。
ドラッグ操作で細かな拡大縮小はしにくいし、各個に数値指定するのも面倒なので、マクロ化してしまいましょう。
選択している画像をフォントサイズに合わせて調整するマクロ
Sub アイコン画像のサイズと位置調整()
Const lRatio As Single = 1.5 'フォントサイズに対する倍率
With Selection.InlineShapes(1)
'文字サイズを基準にサイズ調整
.Height = Selection.Characters(1).Font.Size * lRatio
.ScaleWidth = .ScaleHeight
'枠線を付ける場合
With .Line
.Weight = Selection.Characters(1).Font.Size / 10
.ForeColor.RGB = RGB(255, 255, 255)
.Style = msoLineSingle
.DashStyle = msoLineSolid
End With
End With
'[段落]-[体裁]の[文字の配置]を「中央揃え」に
Selection.Paragraphs(1).Format.BaseLineAlignment = wdBaselineAlignCenter
End Subフォントと画像のサイズのバランス
この例では、フォントサイズの1.5倍（150%）としています。フォントと同サイズにすると、段落の収まりはよいのですが、画像の判別がしにくくなってしまうためです。フォントサイズを判定して、倍率を切り替えるようにしてもよいかもしれません。
段落の配置設定（Format.BaseLineAlignment = wdBaselineAlignCenter）
テキストに対して画像が上に突出しないよう、縦方向の配置を中央揃えにしています。これは、[段落]ダイアログボックスで、[体裁]タブの[文字の配置]を「中央揃え」に設定するのと同じです。
