オンラインデータの為替レートを利用する

シートに最新の為替レートを取り込む方法を紹介します。これには株価データの取得機能を使います。

株価というと利用する業務は限られますし、そもそもこの機能は日本株式に未対応なので、用途がないとスルーされがちだと思います。しかし、為替レートが取得できるとなると、用途のある業務も多いのではないでしょうか。

為替レート

株価データの取得機能を利用するには、Microsoft アカウントまたはMicrosoft 365 アカウントが必要です。

為替レートの取り込みと参照の方法

オンラインデータには、金額だけでなく変動率などの情報一式が含まれています。これを「カード」といいます。オンラインデータを利用するには、カードを読み込むセルと、カードの情報を参照するセルとで構成します。

カードを読み込むセルに特定のキーワードを入力する
ドル円レート : USD/JPY
ユーロ円レート : EUR/JPY
ドルユーロレート : USD/EUR

入力したセルを選択し、[データ]タブの[データの種類]から[株式(英語)]をクリックする
株式
オンラインからデータが読み込まれてアイコンが表示されます。アイコンをクリックするとそれらがまとめられた「カード」が表示されます。

カードの情報を使用するセルで「=カードセルの番地.フィールド値」の数式入力する

レート金額の場合のフィールド値はPriceです。=A1.Price」のように入力すると、金額が通貨記号付きで表示されます。
=C1*A1.Price」のように計算式に含めることもできます。

レート値の参照には、FIELDVALUE関数を使う方法もあります。
=FIELDVALUE(A1,"Price")

 

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