読み取り専用で開くのは、誤って内容を変更したくないときか、ネットワーク上の共有ファイルを占有したくないときでしょう。
ファイルサーバーなどで共有しているファイルを開くと、そのファイルは他の人が同時に編集できないようにロックされます。これを「排他制御」といいます。
Office ファイルの排他制御の働き
開こうとしているファイルをすでにほかの人が開いている場合、排他制御が働いて以下のダイアログボックスが表示されます。
内容を確認したいだけの場合は、[読み取り専用]をクリックして開けます。編集したい場合は、[通知]をクリックして相手がファイルを閉じるのを待つことになります。
あなたが先にファイルを開いていたら、誰かがファイルを閉じるのを待っているかもしれないということです。編集目的で開いているならやむをえませんが、確認目的の場合はあらかじめ「読み取り専用」で開いておくと無難です。読み取り専用ではファイルがロックされないので、他者を気にする必要はなくなります。
エクスプローラーから読み取り専用/保護ビューで開く
エクスプローラーで、Shiftキーを押しながら目的のファイルを右クリックする
Excelファイルの場合は、[保護ビュー]を選ぶ
Wordファイルの場合は、[保護ビュー]または[読み取り専用]を選ぶ
ファイルがロックされない状態で開きます。
Excelからコピーを開く
Excelで[保護ビュー]では使いにくい場合は、こちらの方法を試してみてください。読み取り専用と同等な状態でファイルを開けます。
エクスプローラーから目的のファイルを開き、いったん閉じる
Excelを起動し、[ホーム]の[最近使ったアイテム]で上記ファイルを右クリックし、[コピーを開く]を選ぶ
作業が済んだら、ファイルを保存しないで閉じる
番外 : Excelから読み取り専用で開く
あらかじめエクスプローラーで見つけたファイルを開くという目的としては回りくどくなってしまうのでお勧めしにくい方法ですが、紹介しておきます。
- Excelを起動し、[開く]の[参照]をクリックする
- [ファイルを開く]ダイアログボックスでファイルを選択する
- [開く]ボタン右の▼をクリックし、[読み取り専用として開く]をクリックする