商品リストなどの記載項目として画像を配置する際のポイントを紹介します。以下のようなトラブルを対策して、リストとして機能的に利用できるようにします。
行の並べ替えをすると、画像だけ元の位置に残ってしまう
画像が低解像度化されてしまい、拡大しても細部が確認できない
ポイント1 : 行・列の操作に対応できるように
画像や図形はセルの中に配置されているのではなく上に載っている状態なので、必ずしもセルに連動しません。
リスト項目として使用する画像には、プロパティで[セルに合わせて移動するがサイズ変更はしない]を設定します。これにより、行の並べ替えや列の加などをしたときにセルに連動して移動されるようになります。
この設定は、画像を複数選択した状態でまとめて行うことができます。
ポイント2 : 拡大で画像の細部を確認できるように
リスト項目として記載する画像は、セルに収まるように縮小して使用する場合が多いと思います。この縮小を解除して元のサイズ(解像度)で確認できるようにしておきます。
[ファイル]-[オプション]の[詳細設定]で、[ファイル内のイメージを圧縮しない]をチェックします。
圧縮は、現在の配置サイズに応じた適切な解像度にして軽量化することです。圧縮するとブックのファイルサイズを小さくできます。現在のサイズのまま(拡大しない)使用するなら、オフのまま(圧縮する)でOKです。
Excel全体ではなくブックファイルに対する設定になります。
ブックの保存前に設定してください。圧縮はブックの保存時にかかります。
マクロを使うと、セルに収まるように画像や図形のサイズを調整できます。