Wordのスタイル 勝手に変わる/自動で変更を反映する

両視点からの機能解説

あるときには迷惑な謎動作、あるときには便利な省力化機能になるんですね。両方の視点から機能解説をしてみます。

スタイルは、一定の外観や機能の組み合わせを設定するものです。文書を新規作成すると、その時に指定したテンプレート(指定しない場合は標準テンプレート)が持っているスタイルが文書に引き継がれる仕組みです。

😣困る! : スタイルが勝手に変更される

この問題は起こったり起こらなかったりするので、わけがわからないと感じても無理はありません。スタイルが勝手に変更されてしまう原因は2つ考えられます。

文書の一部の書式を変えたら、スタイルの設定も変わってしまった!
例えば一部の文字色を赤くしたら、選択箇所以外の文書のあちこちの文字色も赤くなったりします。

文書を開いただけで、スタイルの設定が変わってしまった!
文書を開いたら意図しないスタイル設定が適用され、前回の保存時と異なる外観になったりします。

😊効率UP! : 変更を自動反映する

面倒なスタイルの変更作業を効率よく行うために、スタイル設定を自動更新機能が2つあります。

文書上で段落書式を調整して、段落スタイル設定に反映できる
通常のスタイルの検討・設定では、各ダイアログボックスを開いて各項目の設定を調整します。しかしこの方法では仕上がりがつかみにくいし、操作も面倒です。そこで、文書上でバランスを見ながら書式を直接調整して、それがスタイル設定に自動で反映されるようにできます。

文書のスタイル設定をテンプレートに合わせて自動アップデートできる
テンプレートのスタイル設定だけを変更し、各文書には開いたときに自動的に最新スタイル設定が反映されるようにできます。複数の文書で共通で使っているスタイルを変更したい場合にとても便利です。通常は、文書ごとにスタイルの変更作業をしなければなりません。

スタイルに継承関係を持たせて、設定を統一できる
親スタイルが更新されたら子スタイルも同様に更新されるようにできます。変更操作が一回で済みますし、変更漏れの心配もなくなります。

自動更新設定① : スタイルの[自動的に更新する]

「スタイルの変更」ダイアログボックスの[自動的に更新する]です。小さな項目なので見落としてしまうかもしれませんね。

スタイルの変更ダイアログボックス

これは、段落スタイルごとの設定です。スタイルによってこの設定が異なっていると、自動更新が起こったり起こらなかったりという結果になります。

お勧めの使い方
通常は、すべてのスタイルで[自動的に更新する]はオフにします。
文書フォーマットを設計する場合のみ[自動的に更新する]をオンにし、作業が完了したらオフに戻します。
スタイル数が多いと一つずつ確認したり設定したりするのは手間なので、マクロも用意してみました。

スタイル更新のもう一つの方法

文書中で目的のスタイルの箇所の書式を調整する

調整した段落や文字を選択したまま、スタイルギャラリーで対応するスタイルを右クリックし、[選択箇所と一致するように(スタイル名)を更新する]をクリックする
調整した内容に従って、スタイルの設定が更新されます。

この方法の場合、調整中は選択している箇所だけが変わるので、全体のバランス変化は少しつかみにくくなりますが、[自動的に更新する]の設定切り替えが不要なので手軽に作業できます。

自動更新設定② :スタイルの[基準にするスタイル]

「スタイルの変更」ダイアログボックスの[基準にするスタイル]です。

スタイルの作成時に意識していないと、関連性のないスタイルが設定されたままになっていたりします。また、「リスト段落」のように自動設定されるスタイルを[基準にするスタイル]にするのは避けるほうが無難です。

自動更新設定③ :テンプレートの[文書のスタイルを自動的に更新する]

「テンプレートとアドイン」ダイアログボックスの[文書のスタイルを自動的に更新する]です。これは、文書ごとの設定です。

お勧めの使い方
複数の文書のスタイルをテンプレートで統制管理したい場合に[文書のスタイルを自動的に更新する]をオンにします。そのような目的がない場合はオフにします。
特に、標準テンプレートが指定されている文書では誤ってオンにしないようにしましょう。

「テンプレートとアドイン」ダイアログボックスの開き方

[開発]タブが表示されている場合は、[文書テンプレート]をクリックします。

[開発]タブが表示されていない場合は、次の手順で操作します。

  1. [ファイル]、[オプション]、[アドイン]の順に選択する
  2. [管理]ボックスの一覧の[テンプレート]を選択し、[設定]ボタンをクリックする
  3. 「テンプレートとアドイン」ダイアログボックスの[テンプレート]タブで、[文書のスタイルを自動的に更新する]をチェックする

 

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