宛先や内容が定型的なメールを定期的に送信するような業務に使える技です。マクロは使わず、Excelの関数だけでこれが実現できます。
宛先や内容をExcelに登録しておき、ワンクリックでそれらが設定済みのメールを作成できます。送信前に内容確認したり、一部を書き換えたりもできます。
Excelのフォーマット
次のように、宛先や内容をシートに入力します。
TO、CC
宛先のメールアドレスを入力します。
複数の場合は「;
(セミコロン)」で区切ります。CCが不要な場合は空欄でOKです。
件名
メールの件名に設定するテキストを入力します。
本文
メール本文を入力します。
改行を入れたい箇所には「%0A
」を入力します。なお、Alt + Enterで改行を入れても構いませんがメールには反映されません。
メール作成機能の実装
「メール作成」欄に、次のようにHYPERLINK
関数を入力します。
=HYPERLINK("mailto:"&B2&"?cc="&B3&"&subject="&B4&"&body="&B5&"","メールを作成する")
関数内を見やすく区切ると以下の構造です。
"mailto:" & 宛先TOのセル &
"?cc=" & 宛先CCのセル &
"&subject=" & 件名のセル &
"&body=" & 本文のセル & "",
"リンクテキスト"
これで仕込みは完了です!
メールの作成操作
HYPERLINK
関数をセットした「メールを作成する」をクリックする
標準のメールソフトが起動します。同時に、各情報が入力された状態でメールが新規作成されます。
入力された情報を必要に応じて変更し、[送信]ボタンをクリックする
HYPERLINK
関数については、こちらもご参考にどうぞ。